a thousand wind 千の風になって

作者不詳の千の風になってを世に知らしめたのは
99回芥川賞作家の新井満さんでした。
彼が英文の詩を日本語にそしてそれに曲をつけて、彼自身で
歌っているのです。CD付きで本にもなりました。
其の本を読んだときはまだ作者は「?」でした。
本の最後にアメリカインデイアンのナバホかなと言う文もありました。

今回米国中西北部を旅する機会があり真っ先に到達した
ニューメキシコのサンタフェで市の図書館を訪れこの英文の詩を
キューレーターに見せ誰の作か判るか聞きました。
其の前にインデイアン博物館に行きましたが、判りませんせした。

サンタフェの市の図書館のキューレーターは私はこの詩を知っていると
コンピューターのキーをたたき始めました。

Do not stand at my grave and weep
I am not there,Ido nopt sleep.

I am a thousand winds that blow
I am the diamond glints on snow
I am the sunlight autumn's rain

When you awaken in the morning's hush
I am the swift uplifting rush
Of quiet birds in circled flight
I am the soft stars that shine at night

Do not stand at my grave and cry
I am not there, I did not die.

英文の詩です。
そして素晴らしい図書館員は探しだしました。

Mary Eliizabrth Frye<フライさん>は旧姓Clark<クラーク>といい
オハイオのデイトンというところで1905年11月13日に生まれた。
そして2004年11月15日に亡くなりました。
1932年ごろバルチモアに住んでおり詩を書いていたそうです。
フライさんはご主人とバルチモアに住んでいたが、ここにユダヤ系のドイツ人の
Margaret Schwrzkopf<マーガレット シュワルツコフさん>も住んでいて
彼女の母親がドイツにいましたが、ナチ迫害時代でドイツに行く事も出来ず
そうこしているうちに、彼女のお母さんが病気になりそして亡くなってしまいます。
シュワルツコフさんフライさんに「母親が病気でも見舞いにも行けない、
亡くなってもお墓にもお参りできない」と話した、其れを聞いたフライさんは
一瞬に頭の中にひらめきを感じたのです。
そして手元にあった茶色の紙の買い物袋にそのシュワルツコフさんから
話を聞いてひらめいた気持ちを書きつづったのが、この詩だったのです。
フライさんは詩を書いた後自分の知り合いにその詩を見せる程度だったようです。

フライさんが亡くなったときその訃報をタイムズが伝えその中で
a thousand windの詩の作者はMary Elizabeth Fryeだと書いていました。
又1996年に最も素晴らしい詩とロンドンマガジンの編集者セバスチャン ベイカーが
言っています。

以上がサンラフェ市の図書館のMiriam Bobkoffさんが調べてくれたものでした。

帰国して新井満さんに知らせると、その後自分も調べていたと言う返事があり
安心しました。
知人のミュージカル作家の山崎陽子さんは最近ご主人を亡くされましたが
其の直後新井満の訳詩と原文をお送りしたら大変喜ばれ、その後
どなたかに新井満のCDをもらい、其れを聞きながら英語の詩をご主人の
写真の前で朗読されてると聞き感激しました。
英文の詩も新井満の訳詩もそして新井満の歌も素晴らしいものです。
亡くなられた方を送るには最適な詩であり音楽です。

旅は人に新たなものを教えてくれるところに人生を再発見します。

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この記事へのコメント

2006年08月24日 11:18
こんにちは。新着から入りました。私も何とか皆さんを驚かせようとブログを作っています。うちにもどうぞお越しください。